2023年12月24日

「世界の最悪クルマ大全」にびっくり

本屋さんで、「何か面白い本ないかな〜」と思って見つけたのが、これ「世界の最悪クルマ大全」。

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で、ビックリしたのが、監訳が「川上完」さんだったこと! 
川上完さんは、敬愛する大先輩です。でも、10年ほど前に亡くなってしまっています。なのに、本の発売は2023年9月。よくよく内容を確認すると、2010年発売の本の新装版だったわけです。

というわけで、これは「読まなければならぬ!」と買って読んでみました。
すると、その内容に、またもビックリ。すごい本でした!

タイトルにもあるように「最悪なクルマ」を150台も紹介しているのですけれど、その説明がすごい。まさに罵詈雑言。よくもまあ、ここまでひどく言えるというほど。「ボディは2年ともたずに、難破船のごとくサビつく」と始まり、「ステアリングは最悪で、作りも粗悪」「ハンドリングは恐怖の一言につきる」「どうして男の高級車に、なんて女々しい名を付けたのか」などなど、もう驚くほど辛辣です。

こんなひどい言葉が150(1台につき2つ見出しがあるので、本当は300)も続いているのです。でも、実際に筆者が乗って触って感じたものらしいことがヒシヒシと伝わってきます。だから、嘘ってわけじゃない。そして不思議なことに嫌な気持ちにならない。きっとクルマが大好きな方なんでしょうね。

いやあ、すごい。

そもそも、英国の本を訳した13年前の本なので、掲載されているのは、欧州の古いクルマばかりです。でも、衝撃的なのは間違いありません。そして、川上完先輩らしい、ユーモアと愛がつまった1冊です。クルマ好きであれば、ぜひとも手に取ってほしい本ですね。



posted by ダンガンジロー at 20:09| クルマの映画・本・漫画

2023年12月16日

日産の「童話と絵本のグランプリ」が発表されました

日産が毎年やっている「童話と絵本のグランプリ」の大賞作品が出版されました。

童話は、『あたしは本をよまない』。絵本は『なんかひとりおおくない?』です。

『あたしは本をよまない』というのは、読書が苦手な女の子が、本を通じて友達と仲良くなっていく話。本好きには刺さるんじゃないですかね。『なんかひとりおおくない?』は、田舎のおじいちゃんの家で、座敷童が出てくるのか〜という話のようです。

どっちも読んでませんけど、賞を得るくらいですから、きっと良作なのではないでしょうか。たぶん……。
今年のブックサンタに選ぼうかと思います。




posted by ダンガンジロー at 10:19| クルマの映画・本・漫画

2023年12月12日

「どんがら トヨタエンジニアの反骨」を読んで

積んどくになっていた本「どんがら トヨタエンジニアの反骨」(清武英利/著)を読みました。

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いやあ、とっても面白かった!

これは、トヨタのチーフエンジニアである多田哲哉さんにフォーカスをあてたノンフィクションです。多田さんは「ハチロク」や「スープラ」を開発した方で、僕も取材などで何度かお話したことがあります。その多田さんによるクルマ作りの話です。お会いした方の本ということで、手にしましたが、なんとなく読むのを後回しにしてたんですよね。こんなに面白いのなら、さっさと読めばよかったと後悔しきりです。

で、何が面白いかと言えば、まず、文章が上手。最初は、「これは小説なの?」と思うほど、臨場感がたっぷりあり、また、切れのある文章で、スピード感があります。

次に、登場する人たちがみんな個性があって面白い。これも文章力と、取材力のたまものでしょう。トヨタの偉い人は有名ですから、その人たちの普段の様子がうかがえるのも面白みのひとつですね。

最後に、トヨタのクルマ作りの現場の雰囲気がよく伝わってきます。なるほど、こうやってトヨタはクルマを作っているのかあと。

ですから、クルマ好きの人であれば、間違いなく面白いはず。おすすめの1冊ですよ。







posted by ダンガンジロー at 13:45| クルマの映画・本・漫画